日本が「アメリカの若者世代が行きたい国」3位に! メンバーが実際に旅行してみた感想は?

「Z世代が一番行きたい場所ランキング&メアリー・ヒカルの日本旅行」。「NY Future Lab」のメンバーが日本旅行の感想を語りました。

「Z世代が一番行きたい場所ランキング&メアリー・ヒカルの日本旅行」。「NY Future Lab」のメンバーが日本旅行の感想を語りました。

interfmで放送中の「sensor」(パーソナリティ:Cartoon)。「NY Future Lab」では、これからの時代の主役となる「Z世代」と「ミレニアル世代」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どのような性質や特徴があるのかなどについて、Z世代・ミレニアル世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していきます。

2月3日(金)のテーマは、「Z世代が一番行きたい場所ランキング&メアリー・ヒカルの日本旅行」。「NY Future Lab」のメンバーが日本旅行の感想を語りました。

日本が「若者世代が行きたい国」の3位に

モデレーターでZ世代評論家のシェリーによると、2023年のアメリカは空前の旅行ブームが訪れそうとのこと。ドルが強い今はお得に海外旅行ができるうえ、パンデミックで最後まで外国人に門戸を閉ざしていたタイ、ブータン、日本がインバウンド客受け入れに動いているため、アジアの各国が特に注目されています。

実は日本は、アメリカのZ世代・ミレニアル世代の「今一番行きたい場所ランキング」の3位(1位:フランス、2位:ハワイ)。そんななか、ラボのメンバーのメアリーとヒカルが最近日本を訪れたそうなので、2人に日本旅行の感想を聞いてみました。

メアリー:すごくよかった! 今回は私の親友とその彼氏も一緒だったので、たくさんの観光名所を回ったの。京都、大阪、東京。前回、日本を訪れてからかなり変わった印象だった。電車が新しくなっていたり、新しい建物が建っていたりして、特に新宿が全然違って見えた。

ヒカル:僕は京都、大阪、奈良という古い都が、本当に変わらないんだなという印象だったよ。

親友のカップルと一緒に旅行できたことが特にエキサイティングだったと話すメアリー。親友に日本食を気に入ってもらえたのが嬉しかったのだとか。

メアリー:親友は最初「大根が大嫌い」と言っていたの。味や食感が好きではなかったみたい。ところが途中から大根が大好きになって、どこか行くたびに「おいしい大根があるといいな!」と言うようになった。それからおいしいお魚。彼女はマグロが嫌いだったけれど、今回ついに本格的なトロを味わって大好きになってくれたの。

これまで日本旅行から帰るたびに「日本に帰りたいな。日本のほうがいいな」と言っていたメアリーですが、親友はそのたびに「日本のどこがそんなにいいの?」と理解できなかった様子。今回の旅行でメアリーの気持ちをようやく理解してくれたようでした。メアリーは「日本は安全だし食べものは安くておいしいし、電車はずっと進化しているし、自然は美しいし」と、存分に楽しんだ日本旅行を振り返りました。

ちなみにシェリーによると、アメリカでは大根は一般的な食材ではなく、チャイナタウンとかに行かなければ買えない野菜とのこと。そのため独特の匂いが苦手というアメリカ人は多いのだそう。「アメリカではお寿司も高くて、ちょっといいレストランだと1人前が3万円くらいしてしまいます。日本でお手ごろな価格のおいしいお寿司を食べられるのは感動ものですよね」ともコメントしました。

「お守り」が人気のギフト?

京都では金閣寺、銀閣寺、伏見稲荷大社、清水寺、岡崎神社などを回ったと話すメアリーとヒカル。たくさんの人で賑わっていたと話します。

メアリー:御朱印をもらうための行列ができていて、私たちも1時間くらい待ったわ。

シェリー:そんなに待たされて友達はなんて言ってた?

メアリー:彼らはなぜそんなに並ばなければ行けないのか、よくわからなかったみたい。初めて御朱印をもらったときに「え? お金を払うの?」と驚いていたしね。親友の彼氏は「この辺のお寺で俺たちの財布は空っぽになっちゃうよ。お守りだけでもすごい種類があって、御朱印をもらって、その前に入場料も払うんだから」っていうから、「確かにそうかもね」と答えたんだけど、それほど悪くはないと思うのよね。銀閣寺の入場料は500円だし、お守りも一番高いので3,000円くらい、安いのだと200~300円で買えるから。

シェリー:日本人以外の人もお守りって買うの?

メアリー:もちろん! お守りを買うのが一番の楽しみなんじゃないかな。彼らも友達へのお土産に買っていたわ。私もいつも自分に、そして両親にも買っていくの。ヒカルの両親には長寿のお守りを買ったし、自分には「いい仕事に就けるように」というお守りと、交通安全のものを買ったわ。

この話を受けてシェリーは「お守りはギフトとして人気があるようで、アメリカのAmazonでもお守り5種セット(12ドル)がベストセラーになっています」とコメント。

アメリカの若い世代は、国内旅行よりも海外旅行に目を向けるトレンドがあり、国民のパスポート取得率も4割以上と、過去20年で倍増しました。一方で日本はパスポートの取得率が2割と低迷しています。

シェリーは「パンデミックで最後まで門戸を閉ざしていた影響もあるかもしれません。日本は素晴らしい国なので、外に出なくても十分に楽しめるかもしれませんが、異文化体験の意義は大きいので、(日本人にも)異文化体験をしてほしいなぁと思いますね」とつぶやきつつ、話題を締めくくりました。