パートナーのこと、なんと呼ぶ? アメリカのZ世代が日本語の「主人」「奥さま」に感じたモヤモヤとは?

「奥さま」や「主人」など、上下関係を意識させるような言葉はパートナーの呼称としてふさわしくないのでしょうか? 日本語でパートナーを指すとき、どのような呼び方が望ましいかをメンバーがトークしていきました。

ケンジュ:正しい言い方に直したほうがいいのでは? 「夫」と「妻」だけでいいと思うな。

メアリー:「ワイフ」「ハズバンド」って、外来語として日本語で使うのもアリじゃない?

ここでメアリーは英語の「Guys」を引き合いに出し、「もともと『Guys』って男性を指す言葉だけど、今は『みんな~!』と呼びかけるときに男女関係なく『Guys!』と使うよね」と話します。

メアリー:だからもし「旦那」や「奥さん」の元の意味を知らないで使っているなら、それはそれでいいのではないかな。だっていきなり全部変えることって大変じゃない。

ヒカル:メアリーに賛成。自分も日本人として、これまで語源なんて考えたこともなかったから。一般に広く使われている言葉だしね。社会が別の意味で使うようになって、それが受け入れられれば、元の語源も関係なく、言葉の意味自体も変わってくるのでは?

「フラットな言い方をしたほうがいい」「語源から離れて一般的に使われるように変化した言葉なので、そのままでいいのでは?」など、意見が割れた今回のディスカッション。

シェリーは「どのような言葉なのか、語源を知っていたほうがいいとは思うけれど、知らないで使っている人を責めても仕方がない」と話し、「(使われている言葉そのものではなく)蔑視しているかどうかが問題。蔑視をする意図がなければいいのでは」とコメント。

Cartoonも「『昔はこういう意味で使われていた』と語源を知らないよりは知っていたほうがいい。そうした言葉を使っているときには(使った意図などを)説明できればいいのかなと思います」と、自身の見解を述べました。

「奥さま」や「主人」など、上下関係を意識させるような言葉はパートナーの呼称としてふさわしくないのでしょうか? 日本語でパートナーを指すとき、どのような呼び方が望ましいかをメンバーがトークしていきました。

ケンジュ:正しい言い方に直したほうがいいのでは? 「夫」と「妻」だけでいいと思うな。

メアリー:「ワイフ」「ハズバンド」って、外来語として日本語で使うのもアリじゃない?

ここでメアリーは英語の「Guys」を引き合いに出し、「もともと『Guys』って男性を指す言葉だけど、今は『みんな~!』と呼びかけるときに男女関係なく『Guys!』と使うよね」と話します。

メアリー:だからもし「旦那」や「奥さん」の元の意味を知らないで使っているなら、それはそれでいいのではないかな。だっていきなり全部変えることって大変じゃない。

ヒカル:メアリーに賛成。自分も日本人として、これまで語源なんて考えたこともなかったから。一般に広く使われている言葉だしね。社会が別の意味で使うようになって、それが受け入れられれば、元の語源も関係なく、言葉の意味自体も変わってくるのでは?

「フラットな言い方をしたほうがいい」「語源から離れて一般的に使われるように変化した言葉なので、そのままでいいのでは?」など、意見が割れた今回のディスカッション。

シェリーは「どのような言葉なのか、語源を知っていたほうがいいとは思うけれど、知らないで使っている人を責めても仕方がない」と話し、「(使われている言葉そのものではなく)蔑視しているかどうかが問題。蔑視をする意図がなければいいのでは」とコメント。

Cartoonも「『昔はこういう意味で使われていた』と語源を知らないよりは知っていたほうがいい。そうした言葉を使っているときには(使った意図などを)説明できればいいのかなと思います」と、自身の見解を述べました。

interfmで放送中の「sensor」(パーソナリティ:Cartoon)。「NY Future Lab」では、これからの時代の主役となる「Z世代」と「ミレニアル世代」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どのような性質や特徴があるのかなどについて、ミレニアル世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していきます。

6月13日(月)のテーマは「パートナーの呼び方について」。日本には結婚相手(パートナー)を指すときに独特の呼び方がありますが、アメリカのZ世代がそれについて感じたことを話し合いました。

「主人」「奥さま」に感じたモヤモヤ

夫なら「旦那さま」「主人」、妻なら「奥さま」「嫁」など、日本語にはパートナーを指す言葉がいくつもあります。日本人なら普段、あまり語源などを意識することなく使ってしまっている言葉ですが、日本語を勉強してきた「NY Future Lab」のメンバーにはどこか違和感があるようで……。

メアリー:夫は“旦那さま”そして”主人”(と呼ばれる)。この言葉の意味は両方とも多かれ少なかれ、その人が仕える主人という意味だよね。妻のほうはというと“嫁”そして“奥さま”。日本語の先生によれば、「奥さま」は「奥のほうにいる人」だって習った。つまり妻とは台所、家の奥のほうにいると考えられていたから。

日本出身のメンバーのヒカルと結婚しているメアリーは、ヒカルに対して「私のことは『奥さん』と呼ばないで、『妻』と呼んでね」と伝えているのだそう。日本語を勉強しているシャンシャンも「『奥さん』『旦那さん』という言い方は、誰かに所有されている感じがするよね」とうなずきます。

シャンシャン:なぜそう感じるかというと、芸者についてリサーチしたとき、芸者は主人に所有されていて、主人のことを“旦那さま”と呼ぶことを学んだから。日本ではそんな古い言い方を今でも使っているとは知らなかった。 ちなみにCartoonは妻から「ラジオで話す仕事をしているのだから、私のことは『奥さん』じゃなく『ワイフ』と呼びなさい!」と怒られた経験があるのだとか。思わず吹き出してしまったモデレーターでZ世代評論家のシェリーですが、「普段、こうした言葉を普通に使っていて、語源を考えたことってあります?」と疑問を投げかけ、「アメリカのZ世代の子たちが授業で教わったり、リサーチをしたりして勉強しているからこそ学んだことで、(私たちも)『あら?』と思ったわけですよね」とコメントしました。

フラットな言い方に直したほうがいい?

「奥さま」や「主人」など、上下関係を意識させるような言葉はパートナーの呼称としてふさわしくないのでしょうか? 日本語でパートナーを指すとき、どのような呼び方が望ましいかをメンバーがトークしていきました。

ケンジュ:正しい言い方に直したほうがいいのでは? 「夫」と「妻」だけでいいと思うな。

メアリー:「ワイフ」「ハズバンド」って、外来語として日本語で使うのもアリじゃない?

ここでメアリーは英語の「Guys」を引き合いに出し、「もともと『Guys』って男性を指す言葉だけど、今は『みんな~!』と呼びかけるときに男女関係なく『Guys!』と使うよね」と話します。

メアリー:だからもし「旦那」や「奥さん」の元の意味を知らないで使っているなら、それはそれでいいのではないかな。だっていきなり全部変えることって大変じゃない。

ヒカル:メアリーに賛成。自分も日本人として、これまで語源なんて考えたこともなかったから。一般に広く使われている言葉だしね。社会が別の意味で使うようになって、それが受け入れられれば、元の語源も関係なく、言葉の意味自体も変わってくるのでは?

「フラットな言い方をしたほうがいい」「語源から離れて一般的に使われるように変化した言葉なので、そのままでいいのでは?」など、意見が割れた今回のディスカッション。

シェリーは「どのような言葉なのか、語源を知っていたほうがいいとは思うけれど、知らないで使っている人を責めても仕方がない」と話し、「(使われている言葉そのものではなく)蔑視しているかどうかが問題。蔑視をする意図がなければいいのでは」とコメント。

Cartoonも「『昔はこういう意味で使われていた』と語源を知らないよりは知っていたほうがいい。そうした言葉を使っているときには(使った意図などを)説明できればいいのかなと思います」と、自身の見解を述べました。