ワクチン接種、新大統領就任、オリンピック… アメリカZ世代の「今年一番印象に残ったニュース」は?

「NY Future Lab」はTOKYO FM系JFN全国ネットのワイド番組「ON THE PLANET」の水曜日放送のコーナーです

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「NY Future Lab」はTOKYO FM系JFN全国ネットのワイド番組「ON THE PLANET」の水曜日放送のコーナーです。

12月29日(水)のテーマは、「アメリカZ世代が振り返る今年」。2021年最後の放送ということもあり、NY在住のZ世代の若者たちにこの1年の出来事を振り返ってトークしてもらいました。

印象に残ったニュースは?

新型コロナウイルスの新たな変異株の流行や、アジア系人種を狙ったヘイトクライム事件など、暗いニュースが多かった2021年。一方でワクチン接種が進んだことにより、音楽イベントやフェスの開催が解禁されるなど、エンタメ方面では明るい兆しが見える話題もありました。

「NY Future Lab」のメンバーたちは、この1年でどのようなニュースが印象に残ったのでしょうか。インタビューをおこないました。

シャンシャン:大統領が変わったこと。

ミクア:そうだよね。バイデン大統領が就任してからは、前と違ってすっかり静かになったから、今年の出来事だって忘れてたよ。トランプ大統領の頃は、毎週のように何かしらが起きてニュースになっていたから。

シェリー:ところで、バイデン大統領の就任前に議会襲撃事件もあったよね。

メアリー:それもすごく昔のような気がする。

ケンジュは仮装通貨のニュースをよくチェックしていたようで、「エルサルバドルがビットコインを初めて国の通貨として採用したのは大きいと思う」とコメント。日本から留学しているヒカルは、東京オリンピックの開催が印象に残っていると話しました。

またモデレーターでZ世代評論家のシェリーは、Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏が宇宙旅行に成功したニュースを取り上げ、2021年は民間人の宇宙旅行が現実のものになった年でもあると解説しました。

未来に期待はしないけど、ネガティブではない

さまざまなニュースがあった2021年ですが、やはり1年を語るうえで避けられない話題が新型コロナウイルス。アメリカでは2020年12月からワクチン接種が始まり、この1年で多くの人々に普及しました。新型コロナウイルス関連のニュースを、「NY Future Lab」のメンバーが振り返りました。

メアリー:最初の頃は「ワクチンを打ちたいかどうかわからない」なんて言ってたよね。

シャンシャン:本当にそう。それが今じゃブースターショットだって。新しい変異株が出たから当然打つみたいな感じになってる。

ケンジュ:それにしても、コロナ、コロナで本当に疲れた……。

シャンシャン:ゾンビ大発生の終末を生き抜いた気がする。

「パンデミックがこんなにも長く続くと思わなかった」とこぼすミクア。しかしそのおかげで適応力は身についたとも話します。ちなみに年末のこの時期、Instagramでは「もう誰も来年に期待していない」という内容の投稿が流行っていたそうですが、ミクアは「この2年がっかりすることばかりで、もう誰も楽観的な予測は立てなくなってきている。『来年はどうなるか、じっくり見てやろう』って感じ」と、この投稿が多くの人に支持されている理由を推測しました。

シェリーはこの2年を経て、ある意味でZ世代はたくましくなったとコメント。「(将来に)まったく期待をしていないわけではなく、ネガティブになっているわけでもない」と、ありのままの現実を受け止めて、生きる術を身に着けた印象があると話します。

これを聞いたパーソナリティ綿谷は「明日、急にコロナがなくなるというわけではないので、『コロナはあるもの』という前提でライフプランを考えられる人が、一番生きやすいのかなという気がしますね」と感想を語り、2021年最後の放送は幕を閉じました。