コロナ禍でファッションは変化した? アメリカのZ世代のニューノーマル“通学ファッション”に迫る

「新学期のファッションチェック」。9月からの新学期、NY在住のZ世代の若者たちはどのようなファッションで学校に通っているのかを聞きました。

「新学期のファッションチェック」。9月からの新学期、NY在住のZ世代の若者たちはどのようなファッションで学校に通っているのかを聞きました。

TOKYO FMで放送中のワイド番組「ON THE PLANET」。水曜パーソナリティの綿谷エリナが担当するコーナー「ON THE PLANET NY Future Lab」では、これからの時代の主役となる「Z世代」と「ミレニアル世代」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どのような性質や特徴があるのかなどについて、ミレニアル世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していきます。

9月1日(水)放送のテーマは、「新学期のファッションチェック」。9月からの新学期、NY在住のZ世代の若者たちはどのようなファッションで学校に通っているのかを聞きました。

とにかく楽な通学ファッション

夏休みが終わり、新学期が始まる9月。新型コロナウイルスが再流行し、また学校が閉鎖されるのでは? という噂もありますが、ニューヨークの公立大学では100%のリモート授業は終わって対面とのハイブリッドになり、生徒たちは学校に通えるようになりました。

コロナ前と比較して、Z世代の「通学ファッション」に変化はあったのでしょうか。大学に入学したばかりのミクアは、スウェットパンツとTシャツをネット通販でまとめてオーダーしたそう。

ミクア:毎朝服のことを考えていると遅刻しそうなので、「とにかく楽で格好がつくスタイル」ということで、Tシャツとスウェットパンツで通うことにした。キャンパスが坂の上にあるから、着心地が楽なほうがいいと思ってこのスタイルにしたの。

服をまとめ買いしたのは「PrettyLittleThing」という通販サイトだそう。他にもコンバースやニューバランスのスニーカー、ハーシェルサプライのバックパックなどを通学用に準備したと話しました。

「スウェットパンツはパンデミック前から人気でしたけど、リモートでの授業や仕事が定着すると、街ではデニムやレギンスなんかと同じような日常のスタイルになりましたね」とシェリー。ちなみに「PrettyLittleThing」はイギリス発のネットショップですが、ここ数年はアメリカでも人気上昇中だとも解説しました。

思いっきりメイクやおしゃれをしたい!

一方で大学院に進学したばかりのメアリーは、ミクアとは違って「1年半何もできなかったので、思いっきりメイクやおしゃれをしたい」と考えているのだとか。

メアリー:でも、エクササイズも全然していなかったから、服がきつくて苦しいかもしれない(笑)。新学期に向けて正直あまり服は買っていなくて、Amazonで安いワンピースを買ったら意外に着心地が良かったから、いつもそれを着ているの。

他にはユニクロやH&Mなどのファストファッションで服を購入したとも。服以外にこだわりたいポイントとして、「ピンク色に髪を染めたい」と話しました。

メアリー:このパンデミックで悲しい気分になることが多かったから。人生は短いし、一番きれいな自分になりたい。

シェリーは「23歳にして『人生は短い』なんて、パンデミックの影響は小さくないなと思いました」と、Z世代の価値観に触れた感想を語り、パンデミックによってアメリカの平均寿命が短くなってしまったとコメント。

ピンク色の髪は「パンデミックカラー」と呼ばれるほど、コロナ禍のアメリカで流行しており、「ヘアを明るくして、気分も明るく……というトレンドらしいんです」とシェリーが話すと、綿谷も「わかる気がします。髪もそうだし、明るいものを身につけると気分が上がりますよね」とうなずきました。

番組名:ON THE PLANET
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国34局ネット
放送日時:毎週月~水曜26:00~28:00(TOKYO FM)
パーソナリティ:武田俊(月曜)、玉川太福(火曜)、綿谷エリナ(水曜)、うらともえ(木曜)
番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/27335