Z世代専門家・シェリーめぐみ「日本もアメリカも時代がさらに厳しくなっていくなか、違う視点で世界を見つめることが、今後のサバイバルという意味でもますます重要」

「『からだはひとつでも、違う視点を持つことはできる』『日本のこともたくさん学べた』。6年間の長い旅、番組最終回にアメリカZ世代が思うこと」です。

「『からだはひとつでも、違う視点を持つことはできる』『日本のこともたくさん学べた』。6年間の長い旅、番組最終回にアメリカZ世代が思うこと」です。

ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。

番組最終回となる9月24日(水)のテーマは「『からだはひとつでも、違う視点を持つことはできる』『日本のこともたくさん学べた』。6年間の長い旅、番組最終回にアメリカZ世代が思うこと」です。

コロナ禍を一緒に乗り越えた絆がある

6年間に渡って複数のラジオ局やフォーマットでお届けしてきたこの番組も、今回が最終回となります。これまで長い間聞いてくださって本当にありがとうございました。メッセージもたくさんいただいています。「シェリーさん、終わっちゃうの?」「えええー、終わっちゃうの?」「終わっちゃうの残念すぎる」「最終回って非常に残念です」「先週聞き逃していたから、エンディングで知ってびっくりでしたわ」などなど。正直、私も正直びっくりでした!

それにしても、アメリカのZ世代が日本のリスナーに向けて、政治や社会、カルチャーの話題を話すという、かなりニッチな番組でかつオンエア時間も短いから「気づいたら終わっていたー」なんていうメッセージもしょっちゅういただいていました。それでも、毎回欠かさずメッセージをくださるリスナーさんもいらして、「ああ届いているんだな!」ととても勇気づけられました。最終回は、NYのZ世代と一緒に6年間の長い旅を振り返っていきましょう。

番組が始まった頃は高校生だったメンバーは今では大学院生に、大学生だったメンバーはすでに働いています。そんなみんなからリスナーさんへのメッセージでスタートしましょう。オリジナルメンバーのケンジュから、ノエ、アニー、シャンシャン、ヒカルと続きます。

ケンジュ:これまでずっと番組に出させてくれてどうもありがとう。

ノエ:楽しかったよね。数週間おきや月に一度集まって興味深い話題を話すのって、本当に実りのある有意義な集まりだったと思う。聴いてくれてありがとう。

アニー:私は仲間に入ったばかりで、あっという間の数ヶ月だったけど、とても楽しかった。

シャンシャン:実はコロナのシャットダウン中に番組に初めて参加したんだ。だからちょっと特別な感じだった。コロナで家に閉じこもっていたこともあって、この番組で話すのがとても楽しみだった。

ヒカル:こういうふうに人と話すことで、ある意味メンタル的にリフレッシュできたんだよね。

なかなか外に出れなかった時期のZoom収録は、みんなの数少ない楽しみになっただけではなく「コロナ禍を一緒に乗り越えたという大きな絆もあるんですよね」とシェリーは声を大にします。ここでメッセージを読みたいと思います。

<リスナーからのメッセージ・ホセさん>
長い間、日本のアニメに触れてきましたが、その価値を見出すことなく「大人なのにそんなものを見て」とアニメを負のものとして捉えていました。でも、時折#NYFL897 で聞くアメリカ人のアニメや日本文化の評価を耳にするたびに、違った視点があることを教えてもらった気がします。

こんなふうに聞いていてくれていたのかと思うと、「本当にやってきて良かったな!」と感じ入ります。そして、皆さんが何かを学んだと感じてくれている以上に、実はラボのメンバーもこの番組を通じて多くのことを学んでくれていました。テオ、そしてメアリーです。

テオ:こういうふうに物事を真剣に考えるっていうか、例えば友達とは話さないような時事問題についてオープンに議論するのって、すごく気持ちがいいんだよね。それに、普段なら絶対に会わないような人たちから直接話を聞けたりして、本当に貴重な機会だったと思うよ。

メアリー:この番組に参加してから、政治について考えることが増えるようになった。最初の頃は別に面白くも感じなかったし、なんていうか民主も共和も「どっちもどっちだよ」って思っていたタイプで、それが私の政治観だった。

でも、コロナが私の考え方を変えてくれて、世界で起こっている出来事に強く関心を持つようになったんだよね。

もう一つは、自分以外の他人の視点を知ることができたことかな。だって、他の人が物事をどう感じているのかなんて、なかなかわからないよね。だから、様々な背景を持つ人と話せたのはとても興味深かった。そして、物事に対する新たな視点を得ることもできたと思う。

アメリカZ世代が日本のことを知るきっかけに

さらには、この番組を通して日本のことを知ることができたという意見もたくさんありました

メアリー:日本について話す機会も多かったよね。おかげで普通なら知らなかったようなことも学べた。普段は日本のニュースをなかなか目にしないから、日本で起きていることを学べたのは本当に楽しかった。

テオ:僕は紀伊國屋で働いていて、この番組に出会ったんだけれど、両方の影響で日本人に対するイメージが変わったと思う。以前は日本や日本人に対して完璧な理想を抱いていたんだよね。

でも、このポッドキャストで私と同じような経験や背景を持つ人々と話すうちに、 そうした理想像は今や消えつつある。日本人の考え方にある欠点、例えば行動様式に現れる柔軟性が足りないこと、変化への恐れなどがあることに気づくようになった。それは同時に、自分自身を見つめ直すきっかけにもなっているし、知れば知るほど日本と日本文化への深い敬意を感じるようにもなっているよ。

実は今のメンバー8人のうち7人はアメリカ生まれのアメリカ人。日本にルーツがあったり、日本が大好きなメンバーたちが参加していますが、そのなかで唯一日本で生まれて、高校からアメリカに留学したのがヒカルです。

ヒカル:このグループの中で、僕はかなりユニークな存在なんだよね。日本で生まれ育った日本人で、アメリカに渡ったのは僕だけだからね。だから番組が始まった頃は、日本のリスナーとほぼ同じ感覚で参加していたと思うんだ。アメリカに長く住んでいても、根本にあるのはやっぱり日本の価値観だったんだよね。なので、みんなから本当に多くのことを学んだよ。

こうしてみると、メンバーがリスナーさんと一緒にちゃんとした小さな国際交流ができていたんだなと思って嬉しくなります。日本もアメリカも時代がさらに厳しくなっていくなか、違う視点で世界を見つめるというのは、今後のサバイバルという意味でもますます重要になってくると信じています。これからも一緒に頑張りましょう!

さあ、時間がなくなってきました。最後にミクアです。

ミクア:このお別れは一種の旅の終わりみたいなものだけど、このコンセプトの番組をまた違うプラットフォームで始めることができるかもしれない可能性もある。頑張って続けることができる方法を見つけられるといいなと思う。

ラボのメンバー全員も私も「このまま終わりたくない」「また皆さんにお会いしたい」という気持ちでいっぱいです。彼らにもぜひ、励ましのメッセージを送ってあげてください。

Xのアカウントは「@NYFL897」でハッシュタグは「#NYFL897」です。

そして過去のポッドキャストが全部聞ける NY-Future-lab.com
こちらもチェックしてみてください。

6年間続いた、シェリーめぐみの「New York Future Lab」。またきっとどこかでお会いしましょう! This is Megumi Shelley see you soon. bye.